2015年07月03日 15時01分 投稿者:admin
沼施餓鬼(下妻砂沼花火大会)
毎年、下妻市の中心にある砂沼で開催される花火大会の前は、沼や川で亡くなった方や戦没戦死者、餓鬼等を供養する「沼施餓鬼(ぬませがき)」と呼ばれる法要が市内寺院(下妻仏教会=全宗派)の参加でとり行われます。
あとひと月後の、8月の第一土曜日は恒例の下妻砂沼花火大会です。毎年花火大会が始まる少し前の時間に、砂沼の土手の南東にある「慰霊碑」の前に、下妻市 内の寺院が宗派に関係無く集まって、砂沼で事故死した方々を弔う「沼施食会(昔は沼施餓鬼と言いました)」を行ないます。
この行事は林翁寺第17代住職機屯寛一大和尚が始めたと伝わっており、以前は歴代林翁寺住職が監事を任されていました。現在は、下妻仏教会の定例行事となり、下妻仏教会長が中心となって、下妻市役所や下妻市商工会などの役員も立ち会ってとり行なわれています。
もともと下妻の花火は、亡くなった方々の御霊を弔う灯籠流しに併せて行なわれるようになった行事で、沼施食会は灯籠流しの法要だったそうです。今でも花火大会で賑わう砂沼湖畔の南東ではろうそくをともした灯籠が水辺に浮かべられます。。
2015年 第49回下妻市花火大会
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