下妻懐古録（Essay）

下妻懐古録

2018年01月02日 12時07分　投稿者:admin

下妻市役所旧庁舎

昭和29年の市制施行の際に下妻市庁舎となり、昭和44年に現在の庁舎ができるまで使われていました。
それまで、下妻町の役場は三道地公園（旧郵便局跡地）や、西町林翁寺前などにあったそうです。

私の母は下妻市職員でしたが、就職した際はこの旧庁舎に勤務していたそうです。この庁舎入り口のところに昔は「羽場パン屋」さんがありまして、おじいちゃんとおばあちゃんが営業されてました。母は若い頃随分お昼を買いに訪れたらしく、お店をやめた後でもおばあちゃんは私に会うたびに「お母さんによろしくね」と声をかけてくれたのを思い出します。

下妻ふるさと博物館がオープンした際に、収蔵されていた古民具や資料は全てそちらに移転したため、栗山地区の公民館になっていましたが、ある日突然解体撤去されてしまいました！
　
なんでも維持管理費用や修繕費がかかるためという事で取り壊しを決定したそうですが、せめて内覧会（下妻小学校旧校舎や下妻裁判所の大理石の旧建物はありましたし、その場で柱等の建材の貴重な貰い受けなども出来ました）はやって欲しかった。

筆者を含め、修繕費のカンパを求められたら呼応する市民や下妻第一高校卒業生もいたと思うんですが・・。いつも下妻市はそうなんですよね。