2018年01月22日 00時47分 投稿者:admin
下妻町道路元標
市内中心部三道地北端の西町との境界にあるS字クランクのところにうどん屋「えびす屋」があるのですが、その駐車場のところに立っているコーナーミラーの足元にひっそりと植えられていました(現在は反対側に出来た公園内に移設)。

えびす屋駐車場脇にあった頃の画像
昔この駐車場のところには「会津屋」という老舗旅館がありまして往時の三道地付近の栄華を感じたものです。ものの本によると、下妻は最初新地(上町付近)を切り開き、北の山から木を切って家を建て、木を切った山にまた町を伸ばし、そこが三道地になったそうです。つまり、上町と三道地は下妻で最も早く拓けた町であるということです。
道路元標は、ここが下妻の道路の路程の基準点、地図の真ん中ということを示します。つまりこの周辺が下妻の中心であった証拠です。近所のお年寄りから聞いたのですが、昔はこのクランクの周りに「役場」「警察」「郵便」が集中していたそうで、西町と陣屋の裁判所や拘置所はその名残だという事です。