2015.8.1 09:39更新
「百鬼夜行」テーマに3D映像 京都・高台寺、18日まで

「百鬼夜行」をテーマにした方丈前庭のプロジェクションマッピング=7月30日夜、京都市東山区の高台寺(小野木康雄撮影)
古くなった道具が妖怪になってさまよう「百鬼夜行」をテーマにした3Dプロジェクションマッピングが1日から18日、京都市東山区の高台寺で行われる。
高台寺は、江戸時代に土佐派の絵師によって描かれた「百鬼夜行絵巻」を所蔵。かつての葬送の地、鳥辺野(とりべの)付近に立地することもあり、妖怪との縁は深い。
プロジェクションマッピングは今年初めての試みで、方丈前庭をスクリーンに見立てて3分40秒の映像作品を上映。白砂に描かれた砂紋や勅使門などを、閻魔(えんま)大王や妖怪たちが所狭しと動き回る趣向にした。
作品を担当した映像作家の三谷正さん(41)は「日本庭園と映像が織りなす光と影を感じてほしい」と話している。午後5時~9時半。拝観料大人600円、中高生250円。問い合わせは高台寺(電075・561・9966)。